5月相場はなぜ荒れる?SQ・決算・逆張り戦略を初心者向けにわかりやすく解説
5月の株式市場は、毎年なんとなく「難しい」と言われます。
実際、
- ゴールデンウィーク
- SQ(5月8日)
- 決算発表
- アメリカ市場の影響
などが重なり、かなり値動きが激しくなる時期です。
しかも今年は、昨日の記事にも書いたように、日経平均が高値圏にある一方で、弱い銘柄はとことん弱いという二極化相場。
今回は、
- SQってそもそも何?
- なぜ5月は荒れやすいの?
- 今の相場で逆張りは危険?
- 何を見ればいい?
を、初心者向けにできるだけわかりやすくまとめます。
そもそもSQって何?
SQとは簡単に言うと、
「先物やオプション取引の答え合わせの日」
です。
正式名称は
Special Quotation(特別清算指数)。
でもこれだと難しいですよね。
例えるなら「予約したゲーム機」
例えば友達と、
「1か月後にこのゲーム機を5万円で売るね」
と約束したとします。
その後、
- 実際の値段が6万円になった
→ 5万円で買える人が得 - 実際の値段が4万円になった
→ 5万円で買う約束した人が損
ですよね。
株の「先物」もかなりこれに近いです。
そして、
「最終的にいくらで決着にするか」
を決める日がSQ。
だからこの日は、大きなお金が一気に動きます。
SQの日はなぜ株価が荒れるの?
これも例えるなら、
「運動会の閉会式」
普段の市場
↓
みんな自由に競技している状態
SQの日
↓
「はい、ここで順位を確定します!」
という感じ。
つまり、
- 先物を持っている人
- オプションを持っている人
- 機関投資家
が、一斉にポジションを整理します。
その結果、
- 朝だけ急騰
- 朝だけ急落
- 日経平均だけ変な動き
が起こりやすい。
特に日経225は、値がさ株の影響が大きいため、
- 半導体株
- 大型グロース株
が動くだけで指数が大きく振れます。特にここ最近の相場の動きを見てみてもそうですよね。
なぜ5月相場は難しいのか
有名な相場格言に、
「Sell in May(5月に売れ)」
というものがあります。
実際、5月はかなり特殊です。
① ゴールデンウィークで市場参加者が減る
日本人投資家が休みに入るため、
- 出来高減少
- 流動性低下
が起きやすい。
すると少ない売買でも株価が動くようになります。
つまり、
「静かな教室で小さい声が目立つ」
みたいな状態。
普段なら無視される売買でも、株価が大きく動くことがあります。
② 決算シーズン本番
5月は日本企業の決算ラッシュ。
ここで市場が特に見るのは、
- 今の業績
ではなく、 - 来期予想
です。
だから最近は、
- 好決算なのに暴落
- 悪決算なのに上昇
も普通にあります。
重要なのは、
「数字そのもの」より
「市場がどう反応したか」
です。
今の相場で逆張りは危険?
正直、今の地合いではかなり難しいです。
昔の日本株は、
「下がりすぎたらそのうち戻る」
が比較的通用しました。
でも最近は、
- 海外勢
- アルゴ
- AI売買
などが増え、
弱い銘柄はずっと弱いままになることがあります。
例えるなら「人気ラーメン店」
強い銘柄
人気店
→ 行列がさらに行列を呼ぶ
弱い銘柄
客が減った店
→ 「空いてるから入ろう」と思っても、
そもそも味や経営に問題がある可能性もある
という感じ。
つまり、
「安いから買う」
だけでは危険な時代になっています。
今の相場で注目したいポイント
今かなり重要なのは、
「好決算」+「出来高増加」
です。
なぜ出来高が重要なの?
株価だけ上がっても、
- 個人投資家だけ
- 短期資金だけ
だと続かないことがあります。
でも、
「出来高を伴った上昇」
は違う。
これは、
- 機関投資家
- 海外ファンド
などの「本気のお金」が入っている可能性が高いからです。
強い銘柄の特徴
今の市場で強い銘柄は、
- 決算後も下がらない
- 出来高が増える
- 押し目で買われる
- 高値更新する
- 25日線を割りにくい
という特徴があります。
逆に危険なのは、
- 好決算なのに下落
- 出来高なし上昇
- 長い上ヒゲ連発
など。
市場が「売りたい」と思っている可能性があります。
まとめ
今年の5月相場は、
- SQ
- GW
- 決算
- 米国市場
が重なり、かなり難しい局面になりそうです。
特に今は、
「強い銘柄に資金集中」
という傾向が非常に強い。
だから、
「弱い銘柄の逆張り」
よりも、
「好決算+出来高増加の強い銘柄」
を素直についていく方が、今の地合いには合っている気がします。
5月相場は荒れやすいですが、
- 出来高
- 決算後の値動き
- 市場の反応
を冷静に見れば、大口投資家がどこを買っているかも見えやすい時期です。
焦らず、「強いものは強い」という視点を持つことが、今年の5月は特に大事かもしれません。
(4月26日 午前執筆)
